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18話 ページ20

どれくらいたったか分からないが私は目を覚ました。

A)痛い

私は部屋に縛られていた。

そして

刀が右胸に刺さっていた

これは

鬼殺しの刀

急所では無いから死なないが

痛いし治らない

綱道)目が覚めましたか

A)綱道!どういうつもり

綱道は話し始めた

綱道)雪村家復興のためにはあなたが必要です。千鶴は人間界に行ってしまいました。いい血だったのですが。

A)雪村家復興も何もあなたは本家では無い。

綱道)羅刹と共に私はこれから本家となるのですよ

A)鬼に勝てるまがい物など作れるものか

すると綱道はニヤッと笑い

綱道)実際あなたは負けてるではありませんか。

そうだった

あのまがい物に私は負けたんだ。

千景の言う通りだったのかも

綱道)私の作る羅刹は鬼から作っている者もいます。鬼でも勝てませんよ。

A)鬼を汚すな!

綱道)実際あなた方がのんびりしているから雪村家は滅ぼされた。人間に手を貸すことをしていればこんなことにはなっていないのではないのですか?

それはそう

しかし

A)鬼が人間の争いに加担する必要性はない。

綱道)綺麗事を言っていられるのも今のうちですよ。あなたにはこれから私の役に立ってもらいます。

そう言うと綱道は刺さっている刀を捻った

A)うっ

血が垂れてくる

その血を綱道が見て

綱道)やはり綺麗な血だ。羅刹たち。

まがい物を呼んだ

やってきたまがい物は私の血を飲み始めた。

理性は保っているのか

どれほどの人間が、鬼が犠牲になっているの

私は毎日のように血を抜かれていた

ーーーーー
千景side

時を戻してAちゃんが家を出て行った次の日

千景)どこへいった。

不知火)愛想つかして出ていったんじゃね

天霧)これ不知火

不知火)あれ?キレてくると思ったのに。

そうだ。俺のせいだ。

千景)俺が俺が。あいつを見ていなかった。怪我をさせたくないだけで理由も言わなかった。ちょっと出る

俺はAが走ったと思われる方向へ歩いていった

どっかで座ってないかな

昔のように

〜千景の昔の記憶〜

千景)Aちゃーんどこー

A)ちーちゃんここー!

Aはいつも座って隠れていた。

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作者名:yuinyaaa42 | 作成日時:2023年12月18日 18時

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