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10話 ページ12

私と千景は千の館の前に来ていた。

君月)あら、夫婦揃って。どうぞ

中に通してくれた。

千姫)あら、2人揃ってなんて。何かあったの?

千景)雪村千鶴を知っているか

千姫)ああ、何故か新選組に属してる子よね。

知ってるんだ。

千景)あれはどういうことだ。

千姫)私だって分からないよ。ただ言えるのは雪村家本家筋の鬼。雪村綱道が新選組に属してた期間が一時期あった。

そんなことが。

千姫)その後にこれ。何か不思議じゃない?

千景)たしかにな。

千姫)何も無いといいんだけど。まあ1番は聞いて確かめることよね。

もとよりそのつもりそうだけど

千景)よく分かってるな。

そうだったの?

千景)近々聞きに行くところだ。そして連れ帰る。

千姫)気をつけなさいよ。Aも。

A)え、あ、うん。ありがとう

千景)じゃあ帰るぞ。

私たちは千の家を出て宿に戻った。

千景)お前はもしあの女鬼が雪村千鶴ではなかった場合どうする。

どうするも何も

A)はぐれ鬼として殺さねばならないかも知れません。

私はそういう立場だ。

千景)そうか。

それだけ話して私たちに会話はなかった。

宿に戻って

千景)新選組の屯所に入る。

天霧)はい。

不知火)みんな殺しちまうか?

物騒な。

A)あの女鬼を戻すのみ。

千景)まあ殺しても問題は無いが。

私たちは新選組屯所に向かった。

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作者名:yuinyaaa42 | 作成日時:2023年12月18日 18時

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