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活気としたAに気を良くした清水は、じゃあそろそろ食堂に向かいましょう！ と手を叩いた。長いしっぽがゆらりゆらり揺れる。Aは笑って肯定した。
暫く歩くと、先程も見た空間が見えてくる。しかしさっきとは打って違って人で賑わっていた。
「凄い……」
「ここはメイドやスチュワードだけじゃなくて、軍隊や幹部さんも使うからね」
さ、並びましょう。と手を引かれて、一番空いてそうな場所に並ぶ。しかし広いだけあって、回転率も素晴らしい。シェフ達の人数も多いのでトレーの食料が絶えることは無かった。Aは湯気の出る暖かそうな食事に目を輝かせて、空いていた席に食事の乗ったトレーを置いた。すると清水があっと声を上げて、申し訳なさそうにAを見た。
「ごめんなさい、そういえば私他のメイド長と食事ついでに次のメイド長会議の打ち合わせするんだったわ。一人で食べれるかしら？」
「！ 分かりました、気にせずに行ってきてください！」
「ごめんなさいね。ありがとう。食事が終わったら洗濯を畳むから、食べ終わったら中庭に来て頂戴。話は伝わってるから、第三メイド長が洗濯の仕方を教えてくれるわ」
「分かりました、有難う御座います！」
そそくさとトレーを持って駆けて行ったメイド長を見送り、Aは肩の力を抜いた。自分が人間だからか、清水が居なくなったタイミングから獣人達の視線が痛い。さっきからその殺気はあったけど、清水がいなくなったことによりそれが露骨になった。
嫌な感じだなあと思いつつも隅の方でパンをちぎって食べていると、カツカツと足音がこちらに近づいてくる。人間の耳が劣っているからってわざと足音を鳴らして向かってきてるんだろう。皮肉な奴だ、と思って目を伏せていると、横からにょきっと生えてきた顔と視線がかち合った。
「っうわ！？」
「ビンゴ！ やっぱお前一昨日俺がかっさらってきた捕虜やん」
「は、……はい？」
Aは首を傾げて男を暫く見ると、漸く学校が壊れた時に自分を攫った男の顔と目の前の男の顔が一致していることに気がつく。驚いて立ち上がろうとすると膝が机に引っかかり悶える。手当はされているらしいが、完治はしてないので酷く痛い。
男は 馬鹿やん！ と愉快げに腹を抱えて笑うと、隣いい？ なんて質問した。が、許可する前に座っていたのでもはや質問じゃない。
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にのやも(プロフ) - モモモさん» きゃあ！ そんなこと言われたら沢山書きたくなっちゃいます！🥹 ご期待に添えるようなるべく余談回挟めるよう頑張ります！🙇🏻♀️" (4月5日 8時) (
レス) id: 4e49335954 (このIDを非表示/違反報告)
モモモ(プロフ) - 展開が一つ一つ丁寧で面白くてもう全部読みきっちゃいました！3章以内で終わるのか...もっと書いてもいいんですよ🥹（わがまま） (4月4日 21時) (レス) id: 90bb9ca7b2 (このIDを非表示/違反報告)
にのやも(プロフ) - 梓月さん» コメント有難う御座います！🙇🏻♀️" 是非命狙われてる夢主ちゃんを守ってあげてください……！👊🏻✨ (4月1日 17時) (レス) id: 4e49335954 (このIDを非表示/違反報告)
梓月(プロフ) - ぐいぐい来られると困っちゃうのあまりにも可愛い…守護らねば (3月31日 21時) (レス) @page42 id: c21b6e797e (このIDを非表示/違反報告)
にのやも(プロフ) - 滅華狂さん» あの場面はとっても慎重に書いたので、そう言って貰えて作者冥利に尽きます！😭✨ これからも更新頑張ります！🙇🏻♀️" (3月27日 11時) (レス) id: 4e49335954 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にのやも | 作成日時：2024年3月24日 17時
