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「……は、？」
「ぇ、ぁ、あ？」
「っ、Aさん！？」
ショッピは目の前を飛んでいった銃弾に動揺する訳ではなく、Aが危険な目にあった事実に動揺して、慌ててベッドから降りた。右手に刺さっていた針とチューブが引っ張られて、ドリップチャンバーが夥しい音を立てて倒れる。
がしゃん、なんて音に反応してか、隣からどんどんどんと壁が叩かれた。ショッピの日頃の行い的に、いつもの苦情だろう。
「な、何があったんすか」
「い、い、いまっ、目の前が青く光った気がして、無意識にゾムさんをはっ倒してて、ゎ、わたし、」
「Aさん、落ち着いて」
ショッピはAの肩をもってジッと目を見た。Aの乱れていた呼吸が段々とリズミカルになっていって、次第に震える手が収まる。
壁と床には細かいガラスの破片と、ひとつの鉛玉が煙を立ててめり込んでいた。ゾムとAを掠めたガラス破片がカランと落ちる音がする。Aの右頬には、最初の暗殺未遂の時にできた傷と似たような傷がまた生まれてしまった。
せっかく治ったのに、なんて妙に冷静にAはおもう。
ゾムはというと、ぽかんとした顔のまま天井を見ていたが、ばっと上半身を起こして目を輝かせた。言わずもがな、腕に突き刺さったガラスなどお構い無しに。
「なっ、なんや今の！？ すごすぎやろっ、どうやって銃弾なんて避けてん、青い光ってなに、俺にも教えてくれへんか……！」
「ぇ、えっえ、」
「ゾムさん！！！ やめてください、Aさん今混乱してんねんから変なこと言わんといて。……にしても、こんな短時間に二回も」
ショッピは前例がない事実に頭を悩ませつつも、Aの身の保全が最優先だと考えて、Aに 教えて教えて と強請りをやめない鬱陶しいゾムを引き剥がす。そしてナースコールを押して、Aをベッドの傍の死角へと移動させた。
奇しくも、銃弾の再来はなかった。
໒꒱· ﾟ
Aは左腕、ゾムは右腕にガラスによる軽傷を負ったが、幸いにも銃弾は避けれていたので致命傷は免れた。ショッピはと言うと、Aを傷つけた恨みか爪を噛みながらブツブツとなにか唱えている。不気味なのでそっとしておくことにした。
ほぼAのせいで負傷したのにも関わらず興奮した様子なゾムは、ひたすらAを質問攻めにしていた。
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にのやも(プロフ) - モモモさん» きゃあ！ そんなこと言われたら沢山書きたくなっちゃいます！🥹 ご期待に添えるようなるべく余談回挟めるよう頑張ります！🙇🏻♀️" (4月5日 8時) (
レス) id: 4e49335954 (このIDを非表示/違反報告)
モモモ(プロフ) - 展開が一つ一つ丁寧で面白くてもう全部読みきっちゃいました！3章以内で終わるのか...もっと書いてもいいんですよ🥹（わがまま） (4月4日 21時) (レス) id: 90bb9ca7b2 (このIDを非表示/違反報告)
にのやも(プロフ) - 梓月さん» コメント有難う御座います！🙇🏻♀️" 是非命狙われてる夢主ちゃんを守ってあげてください……！👊🏻✨ (4月1日 17時) (レス) id: 4e49335954 (このIDを非表示/違反報告)
梓月(プロフ) - ぐいぐい来られると困っちゃうのあまりにも可愛い…守護らねば (3月31日 21時) (レス) @page42 id: c21b6e797e (このIDを非表示/違反報告)
にのやも(プロフ) - 滅華狂さん» あの場面はとっても慎重に書いたので、そう言って貰えて作者冥利に尽きます！😭✨ これからも更新頑張ります！🙇🏻♀️" (3月27日 11時) (レス) id: 4e49335954 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にのやも | 作成日時：2024年3月24日 17時
