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とうに休憩時間が過ぎてしまったAは叱られないためにこっそり病室から抜け出そうと試みるが、この試みは一歩後ろに足を退けた途端に終わった。 ショッピはAに視線を移して言った。
「ね、Aさん、俺達運命で結ばれてるやんな！？」
「エッ、わ、わたし！？ 今の私の話してたんですか！？」
「当たり前でしょ、俺の運命の相手って言ったらアンタしかおらんくね？ で、結局どうなんです、俺達運命の相手やんな！？」
「は、はぇ、わ、わかんないです、」
否定したらショッピに何されるか分からないし、だからといって肯定したらショッピに何されるか分からない。どちらに転んでも最悪なビジョンしか想像できなかったので、Aは今回は意図的にはぐらかした回答をした。
ショッピは一瞬不貞腐れた表情を浮かべて、直ぐに嬉しそうに笑った。見習い天使なんやね と呟いたのできっと妙な解釈をして機嫌を直したのだろう。見習い天使にはなりたくないけど、そのポジティブさは見習いたい。
そんなショッピとは反対に、しつこいようだがゾムは最高にイラついている。
「いやだから、その『天使』ってなんなんって聞いてんねん」
「天使は天使っすよ、Aチャンは俺を助けるために天から使命を授かった天使チャンやもんねー」
Aに肯定を促すようなそのセリフをAは苦笑いで無視する。天使とやらでは無いしこの状況だと圧倒的にゾムサイドについているAだが、こうも圧が強いと何も言えなくなってしまう。
「……しょ、ショッピくんはもうちょっと被害妄想癖を治してください。ゾムさんはなんでそんなに婚約に拘るんです、放っておけばいいじゃないですか。仮にその対象が私でも幹部は許可がないと結婚できないんでしょう？」
「ぅ、そ、そうやけど…… でもなんかの弾みでそれが受理された時、ショッピの手際が良すぎてAの意思なしにトントン拍子で話が進んで、誤って結婚、なんてことがあるかもしれんで。それでもええんか！？」
「……そうなったら、流石に心の準備は欲しいです」
「いや断れやッ……！」
Aの肩を両手で握って揺さぶるゾム。肝心なAだが、ぽけーとバカみたいな顔をしながら窓の外を見ていた。
あれ、なんか青い光が見えた。なぜか無意識にAはゾムを押し倒して、ショッピが驚いたようにそちらを見つめた瞬間、
ガシャン！！！！！
と音を立てて鉛玉が上空を穿った。
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にのやも(プロフ) - モモモさん» きゃあ！ そんなこと言われたら沢山書きたくなっちゃいます！🥹 ご期待に添えるようなるべく余談回挟めるよう頑張ります！🙇🏻♀️" (4月5日 8時) (
レス) id: 4e49335954 (このIDを非表示/違反報告)
モモモ(プロフ) - 展開が一つ一つ丁寧で面白くてもう全部読みきっちゃいました！3章以内で終わるのか...もっと書いてもいいんですよ🥹（わがまま） (4月4日 21時) (レス) id: 90bb9ca7b2 (このIDを非表示/違反報告)
にのやも(プロフ) - 梓月さん» コメント有難う御座います！🙇🏻♀️" 是非命狙われてる夢主ちゃんを守ってあげてください……！👊🏻✨ (4月1日 17時) (レス) id: 4e49335954 (このIDを非表示/違反報告)
梓月(プロフ) - ぐいぐい来られると困っちゃうのあまりにも可愛い…守護らねば (3月31日 21時) (レス) @page42 id: c21b6e797e (このIDを非表示/違反報告)
にのやも(プロフ) - 滅華狂さん» あの場面はとっても慎重に書いたので、そう言って貰えて作者冥利に尽きます！😭✨ これからも更新頑張ります！🙇🏻♀️" (3月27日 11時) (レス) id: 4e49335954 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にのやも | 作成日時：2024年3月24日 17時
