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「なんか脱走しちゃったみたいで。話すと長くなるんですけど。」
「エ、ちょおまって、それお前関係なくない？ いや絶対ショッピとなんかあったやん。長くてええから教えろ」
Aは渋ったが、ゾムの重圧に押し潰されて先程の出来事を洗いざらい話した。勿論、命を狙われたことも、ショッピの専属メイドになる約束をしたことも。その発言を聞きゾムは唖然として、つい低い声が漏れてしまった。
「は？」
「っひ、ご、ごめんなさい、幹部さんなのに、」
「いやショッピちゃうくて。は？ いやオマエっ、なに？ 専属メイドになる約束したん？」
「ぇ、は、はい、口約束ですけど……」
ゾムはAの口から肯定が出てきて絶望した。あー最悪もう終わりやこの国いっそ城ごと爆発させたろかな。そんな邪念が過ぎったがすぐに冷静になって、ショッピも幹部だから権力はあるけれどそれは一般人に対してであって、幹部同士だと対等であることを思い出す。それにまだ契約書は書いてないときた。まだ舞える、と確信したゾムはほくそ笑む。
「きひっ、A、ええか。今から一緒に医務室行ってショッピにゴメンナサイ言いに行こ。大丈夫や、俺が一緒に行ったるし守ったる」
「ぇ、え？ なっなんですか急に、流石に疲れすぎですよ」
「疲労でおかしくなった訳ちゃうわ」
ゾムはキレのいいツッコミを返したが、A自身ボケたつもりは無い。本気でゾムは疲労でおかしくなっていると思っている。そしてゾムもゾムで、もっとマシな対処法があるハズなのに強行突破しか思い浮かばない時点でかなり疲れている。
その点ショッピはこの繁忙期に骨折したおかげで書類仕事しかしていないので、頭はこの三人の中だと冴えていた。今行っても確実に口論だと負けることに、ゾムは気づいていない。
マ、そもゾムやシャオロンがこんなに疲弊しているのも、元はショッピがやる予定だった任務や書類の尻拭いをしているからであるが。
そんなことなど露知らず、ゾムは早速Aの手を引いて医務室に突撃。数分前に見た景色が視界いっぱいに飛び込んだ。ペ神はゾムの雰囲気に気がついて振り向くと、そこに数分前に見た少女も立っていることに気がついて同情する。
「ゾム。Aちゃん忙しいんやから返してきなさい」
「ふーん、嫌だぜ。オレはショッピを説得するまで帰らないと言っておくぅ」
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にのやも(プロフ) - モモモさん» きゃあ！ そんなこと言われたら沢山書きたくなっちゃいます！🥹 ご期待に添えるようなるべく余談回挟めるよう頑張ります！🙇🏻♀️" (4月5日 8時) (
レス) id: 4e49335954 (このIDを非表示/違反報告)
モモモ(プロフ) - 展開が一つ一つ丁寧で面白くてもう全部読みきっちゃいました！3章以内で終わるのか...もっと書いてもいいんですよ🥹（わがまま） (4月4日 21時) (レス) id: 90bb9ca7b2 (このIDを非表示/違反報告)
にのやも(プロフ) - 梓月さん» コメント有難う御座います！🙇🏻♀️" 是非命狙われてる夢主ちゃんを守ってあげてください……！👊🏻✨ (4月1日 17時) (レス) id: 4e49335954 (このIDを非表示/違反報告)
梓月(プロフ) - ぐいぐい来られると困っちゃうのあまりにも可愛い…守護らねば (3月31日 21時) (レス) @page42 id: c21b6e797e (このIDを非表示/違反報告)
にのやも(プロフ) - 滅華狂さん» あの場面はとっても慎重に書いたので、そう言って貰えて作者冥利に尽きます！😭✨ これからも更新頑張ります！🙇🏻♀️" (3月27日 11時) (レス) id: 4e49335954 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にのやも | 作成日時：2024年3月24日 17時
