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少し前、清水から教わったカーテシーをする。急に自分が自己紹介する流れになって驚いたが、咄嗟に挨拶が出来て良かった。カーテシーも散々扱かれたので完璧とまでは言わないが見せられるくらいにはなっただろう。Aは暫くしてからなるべく上品に仕草を終え、グルッペンを見た。彼は未だ薄気味悪く笑いながら思った。
「(普通の女……。あまり他のメイドと大差ないように見えるが、シャオロンは何故こいつに惹かれた？ まア、蓼食う虫も好き好きってやつだろうか……)」
疑問の縄は解けないまま、まるで世間話を続けるみたいに言う。
「GPSの件、耳にしたことはあるかい？」
「はい……と言ってもつい先程メイド長から軽く言われた程度で」
「分かった。なら此方から簡単に説明しよう。我々は人間の捕虜を捕まえた際、彼らが亡命して情報を人間共に売らないように体内にGPS機能を搭載したマイクロチップを仕込むようにしている。と言ってもすげーデカい機械とかじゃなくて、すげー小型のすげー高性能のやつやから、日常生活には支障は出ない、多分。あー説明面倒になってきたからもうええよな。てかなんでコイツ手錠つけてんの？ 外そうぜ」
「手錠はお前が言ったんやろ……」
グルッペンが総統らしからぬ発言をしてトントンは呆れ顔で呟く。いつの間にか隣にいたコネシマは、これが当たり前の光景だとてもいいたげにAを一瞥した。なんだか、日頃から案外緩い雰囲気らしい。コネシマがAの手錠を外していると、暫く書記長と総統が言い争って、後者がわざとらしく咳払いした。
「そんで、チップ埋め込む場所は基本自分で選べるんやけど、どこがええ？ ってもまあ、今までの捕虜達は殆ど指とか腕とかやったけどな」
「えっと、じゃあ……」
Aは考える。近年人間の国でもマイクロチップを体内に埋め込むという技術が世に広まってきているのであまり体内にそれを入れることに抵抗はないが、いざ埋め込むとなれば日常生活に殆ど支障が出ない場所を考える必要があった。指に入れた場合、金属が指にくっつく可能性が出てくるだろう。それはメイドの業務妨害になるので困るので除外するとして、ならどこがいいだろう。そこでAは思った。超小型と言っても、どれほどのサイズなんだろう？
「すみません、このマイクロチップの大きさって、具体的にはどれほどなのでしょうか？」
「ああ、まあ大体タイ米くらいだよ」
「なるほど……」
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にのやも(プロフ) - モモモさん» きゃあ！ そんなこと言われたら沢山書きたくなっちゃいます！🥹 ご期待に添えるようなるべく余談回挟めるよう頑張ります！🙇🏻♀️" (4月5日 8時) (
レス) id: 4e49335954 (このIDを非表示/違反報告)
モモモ(プロフ) - 展開が一つ一つ丁寧で面白くてもう全部読みきっちゃいました！3章以内で終わるのか...もっと書いてもいいんですよ🥹（わがまま） (4月4日 21時) (レス) id: 90bb9ca7b2 (このIDを非表示/違反報告)
にのやも(プロフ) - 梓月さん» コメント有難う御座います！🙇🏻♀️" 是非命狙われてる夢主ちゃんを守ってあげてください……！👊🏻✨ (4月1日 17時) (レス) id: 4e49335954 (このIDを非表示/違反報告)
梓月(プロフ) - ぐいぐい来られると困っちゃうのあまりにも可愛い…守護らねば (3月31日 21時) (レス) @page42 id: c21b6e797e (このIDを非表示/違反報告)
にのやも(プロフ) - 滅華狂さん» あの場面はとっても慎重に書いたので、そう言って貰えて作者冥利に尽きます！😭✨ これからも更新頑張ります！🙇🏻♀️" (3月27日 11時) (レス) id: 4e49335954 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にのやも | 作成日時：2024年3月24日 17時
