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周りのメイド達がそろそろとAから離れていく。洗濯場のメイドさんとはひと通り仲良くなったはずなのに、また何か偏見でも生まれたのかなとAは首を傾げたが、彼女達の視線がAの真後ろに集まっていることに気づいて嫌な予感が頭を過る。
「オイ」
「ヒッ！？」
驚いて、振り向くと同時に座り込んでしまった。そこには推定180cmほどの高身長の男がいて、こんな近くでこんなガタイのいい男を見るのは久々だったから酷く驚いた。ゾムもシャオロンも160後半はあるだろうが170は無いくらいの身長だったのでついつい男をまじまじとみてしまう。そんなAに、彼は言う。
「……何ジロジロ見てんねん」
「エッ、いやそんな……。えっと、私達に何か御用でしょうか」
恐る恐る立ち上がってスカートについた葉を払うと、努めて冷静に男を見た。よく見たら金色の短髪で、真っ黒の軍服を着ている。─────ああ、シャオロンの軍服と同じ色。
「いや、お前に用がある。ついてこい」
「え？」
「総統命令や。命が惜しくなきゃ、俺についてくるんだね」
言っていることが不審者なので周りのメイドを見ると、彼女らは皆目線で黙ってついていけと訴えている。Aは渋々頷いて、金髪の彼について行くことに決めた。
「清水さん、一瞬持ち場はなれます。総統命令とかなんとか、」
「え？ ……ああ！ あなたそういえば捕虜だったわ。そろそろ来ると思ってたけど、きっとアレがあるのね」
「アレ？」
「私も詳しくは分からないけど、人間の捕虜は獣人の国に忠誠を誓わせるために体内にGPSが埋められるのよ」
「えぇっ！？！？」
私痛いの嫌ですよと首を振るが、清水は哀れみの目を浮かべるだけで無慈悲にも手を振ってきた。行け、ということだろう。Aは男に引き摺られながら一人絶望するのだった。
໒꒱· ﾟ
「アノ、名前って……」
「コネシマ」
「コネシマさん、私どこに連れてかれるんでしょうか」
「総統室」
「さいですか……」
手錠をかけられて無情にも罪人扱いされるAと妙に淡々としたコネシマ。手錠をかけられているせいで周りの目が痛い。どこに行くかと聞いた時に総統室と答えられ、さいですかと返したが、総統室とやらは存在を教えられただけで場所は聞いてないので今どこを歩いているのかもちんぷんかぷんである。Aが半泣きで連れていかれていると、コネシマは静かに言う。
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にのやも(プロフ) - モモモさん» きゃあ！ そんなこと言われたら沢山書きたくなっちゃいます！🥹 ご期待に添えるようなるべく余談回挟めるよう頑張ります！🙇🏻♀️" (4月5日 8時) (
レス) id: 4e49335954 (このIDを非表示/違反報告)
モモモ(プロフ) - 展開が一つ一つ丁寧で面白くてもう全部読みきっちゃいました！3章以内で終わるのか...もっと書いてもいいんですよ🥹（わがまま） (4月4日 21時) (レス) id: 90bb9ca7b2 (このIDを非表示/違反報告)
にのやも(プロフ) - 梓月さん» コメント有難う御座います！🙇🏻♀️" 是非命狙われてる夢主ちゃんを守ってあげてください……！👊🏻✨ (4月1日 17時) (レス) id: 4e49335954 (このIDを非表示/違反報告)
梓月(プロフ) - ぐいぐい来られると困っちゃうのあまりにも可愛い…守護らねば (3月31日 21時) (レス) @page42 id: c21b6e797e (このIDを非表示/違反報告)
にのやも(プロフ) - 滅華狂さん» あの場面はとっても慎重に書いたので、そう言って貰えて作者冥利に尽きます！😭✨ これからも更新頑張ります！🙇🏻♀️" (3月27日 11時) (レス) id: 4e49335954 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にのやも | 作成日時：2024年3月24日 17時
