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シャオロンが見つからずに昼を迎えた。食堂で会えるだろうと高を括っていたが、入れ違いが起きてしまったらしい。Aはついてないと無い小石を蹴りながら、食堂に足を運んだ。
食堂にいる人々の視線は相変わらず痛くて、肩身の狭い思いをしながらトレーの上の皿に食事を盛りつける。どうも今日は食欲がない。仕事後だから普段ならかなりお腹が空くのに。Aは少量の飯を見つめて、空き席を求めちまちま歩く。空いた一人席に座ると、周りはAを気にしてかわざとらしくAから遠ざかった。あからさますぎて溜息すら漏れる。
相変わらず、ここのパンは大きい。よそった食事の量は少ないのが幸いだが、パンはやはり千切らないととてもじゃないが食べれな
「Aさん」
「はぇ？」
またまた、間抜けな声が出たと思う。Aは呆気にとられた顔をして振り向くと、そこにはふわふわとした水色の、いや、水色と言うよりは空色の、水に少量の青い透明水彩を混ぜたような色をした髪に、ぐるぐるの眼鏡をつけた男が立っていた。白い軍服だ。瓶底メガネのその先で、鋭い目付きの瞳がこちらを覗いている。誰だろうとAが首を傾げると、男は薄く笑った。
「はじめまして！」
「え、は、はじめまして……」
「ああ！ 前座りますね」
「え？」
どこから持ってきたのか分からない椅子を引きずって、Aの正面に置く。机を挟んだ配置のその椅子に腰をかけると、男は彼女をまじまじと見る。Aはどうも居心地が悪くて、頭に疑問符を浮かべながら問いた。
「えっと……誰ですか、」
「え？ 俺の事知らないの？ まじ？ どっかで聞いたことあるやろ。だって俺幹部だもん」
「幹部？ 私の上司ってことですか？」
「え？ ウン、多分……」
急に自信が無くなった情緒不安定な彼をAは怪訝に思った。到底A達の上に立つような人間には見えないが、Aは世の中はふしぎだなあと感服しながら続ける。
「すみません、幹部の説明は貰ってなくて」
「ああ、そうやったんや。じゃあ自己紹介、俺はガオナァ・チーノ！ 19歳。」
「チーノさんですね。私は」
「思依Aさんやろ？ ショッピから聞いとる」
そして、ショッピの命の恩人なんだとか、と続けて、可笑しそうに笑うチーノ。何が可笑しいのか分からなくてAは眉を顰める。
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にのやも(プロフ) - モモモさん» きゃあ！ そんなこと言われたら沢山書きたくなっちゃいます！🥹 ご期待に添えるようなるべく余談回挟めるよう頑張ります！🙇🏻♀️" (4月5日 8時) (
レス) id: 4e49335954 (このIDを非表示/違反報告)
モモモ(プロフ) - 展開が一つ一つ丁寧で面白くてもう全部読みきっちゃいました！3章以内で終わるのか...もっと書いてもいいんですよ🥹（わがまま） (4月4日 21時) (レス) id: 90bb9ca7b2 (このIDを非表示/違反報告)
にのやも(プロフ) - 梓月さん» コメント有難う御座います！🙇🏻♀️" 是非命狙われてる夢主ちゃんを守ってあげてください……！👊🏻✨ (4月1日 17時) (レス) id: 4e49335954 (このIDを非表示/違反報告)
梓月(プロフ) - ぐいぐい来られると困っちゃうのあまりにも可愛い…守護らねば (3月31日 21時) (レス) @page42 id: c21b6e797e (このIDを非表示/違反報告)
にのやも(プロフ) - 滅華狂さん» あの場面はとっても慎重に書いたので、そう言って貰えて作者冥利に尽きます！😭✨ これからも更新頑張ります！🙇🏻♀️" (3月27日 11時) (レス) id: 4e49335954 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にのやも | 作成日時：2024年3月24日 17時
