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「……………ここ?」

「ここ。」


車を降りれば初めて来る店を見上げた


「……おしゃれなセレクトショップみたいなとこ行くのかと思った…」

「知らないっすもん女もんのそういう店。来るの初めてっすか?」

「うん」

「結構面白いっすよ」



古着屋、いやリサイクルショップ?



店内に入れば
服や物や家具や色んな物が賑やかに飾られている


「人が着たもん大丈夫ですか?」

「うん…」


じゃあ…と物色しだした須藤は
あ、これ似合いそ。とワンピースを取ってカゴに入れた


「え、買うの?」

「まさか」

「え??」

「これは?」

「…かわいいけど」

「じゃこれも」

「ちょっと、ねぇ、」

「こういうのは?あんまイメージないけどこっち系も
似合うと思うんすよね〜」


そうやってカゴにどんどん入れてって
ある程度溜まったら須藤は指をさした


「行きましょ」

「??」

「試着っすよ」

「試着…」

「着たら開けて」

「え」


試着室に入れられれば、はい。と最初のワンピースを
渡されてシャッと閉められた


普段なら選ばない花柄のワンピースに
のろのろ着替えれば



「着ました〜?」

「……うん」


カーテンを開けた須藤はニヤッと微笑んだ


「いいじゃん。やっぱ合う」

「なんか自分じゃないみたい…だけど」


鏡に映る自分はいつもと別人になったみたいで
胸が少しワク…とした気がした


「んじゃ次こっち」

「あ、うん…え?これ??」

「着てみて」

「私これは無理だと…」

「いーからはい」


豹柄のパンツにライオンのリアルなイラストが描かれた
ド派手な真っ赤なトレーナーにサングラス


須藤は何をさせたいの……?

とりあえず着てカーテンをあければ



「あっひゃひゃひゃひゃ!!ひっでー!!」

「………何がしたいの本当」

「あ、写メろ」

「ちょっといいってやめてよ!」

「はいぴーーす」


笑いながら写真を撮る須藤は、俺いいチョイスしたな〜
とか一人で言っていて、私はカゴから次の服を取って
カーテンを閉めた

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作品ジャンル:恋愛
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南季(プロフ) - まきさん» まきさんありがとうございます…( ;∀;)!とても励みになります!須藤推し嬉しいです♪ もうしばらく続くので楽しんで行ってください♪ (2023年4月23日 21時) (レス) id: 83dd2f72dd (このIDを非表示/違反報告)
まき(プロフ) - 須藤推しだったので空の街、噛みしめながら読んでます!大好きです! (2023年4月23日 15時) (レス) id: 9a3630dfde (このIDを非表示/違反報告)
南季(プロフ) - ゆずはさん» ゆずはさんお久しぶりですー!!ありがとうございます♪こちらは多分短編になると思いますが、またしばらくお付き合い下さい(*^^*)♪ (2023年3月31日 6時) (レス) id: ac06fc7024 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずは(プロフ) - 南季さん!♪お久しぶりですっ!!また作品を見られてとても嬉しいです!! (2023年3月31日 6時) (レス) id: d5f1772468 (このIDを非表示/違反報告)
南季(プロフ) - ゆきまる。さん» ありがとうございます。そんな風に思ってもらえて私も嬉しいです。ゆきまる。さんのペースで、ゆっくりゆっくりいきましょう(*^^*) (2023年3月30日 22時) (レス) id: ac06fc7024 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:南季 | 作成日時:2023年3月26日 21時

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