【wrwrd】それからオレは有能力 参

メモリアル ページ22

『...あ、いらっしゃい......って、A？！』

「ただいま、ぴくと」

pk「お帰りだけど！何処行ってたの？！」

「ちょっと我々国の幹部なってきた」

pk「いやいやちょっとで済まないことしてる！w」

「www」

「まぁ日帰りだけどね。書類残ってるし」

pk「う〜......日帰りかぁ」

「子供か(笑)」

pk「久しぶりなのに日帰りはヤなんだけど？」

「しゃーなし」


そんな話をしながらぴくとがいつの間にか淹れてくれた珈琲を飲む。
早く本題に入らなければ。


「ぴくと。今日はお願いがあって来たんだけどさ」

pk「ん？」

「...俺の能力、消してくれない？」

pk「......え」

pk「なん、で？」

「いや〜実はさ......」


軽い気持ちであったことを話してみると本当に色々あったんだなと思う。
あらかた説明を終えるとぴくとは眉を潜めて口を開いた。


pk「Aはそれでいいの？」

「いいからお願いしてるんだよ」

pk「......Aのことは、良く分かってるよ。けど...」

「ぴくと」

「言いたいことはなんとなく分かるよ。でも、これ以上このままだと支障が出るんだ」

pk「...」

「お願い、何でも屋」

pk「...ｯ」

pk「分かっ、た」


ぴくとは私の肩に手を添える。
すると、辺り一面に魔力の結晶が出来る。


pk「もう一回聞くよ、本当にいい？」

「あぁ」

pk「......記憶(メモリア)」

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