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彼はその名を呼ぶ ページ2

チーノside


エミさんが俺の前に立ち憚る。
彼の顔は見えずわからないが、強がっている。

俺はそう言うのが分かっちゃう能力だから全てお見通しなのだ。
でも、強がっているのとはまた違う本音がエミさんからは見えた。

"守りたい"

そんな感情が。


ci「エミさん」

em「...分かっとるよ。君にはお見通しやってさ。でも、後輩を守るのが先輩の役目なんじゃないです?」

ci「...無茶はアカンからな」

『あ〜あぁ。やっと終わったやっと終わった。そんな友情見せつけ。泣けちゃうよ』

()が今から忌々しいその友情とやらを破ってあげるからさ』


ソイツはニチャリと口角を上げて笑う。
そうした瞬間、ソイツはエミさんに向かって飛びかかってくる。


em「知識__植根(マレーファ イズ プランツ)


そう言うとソイツに向けてぐんぐんと太いツルが伸び、シュルシュルと音を立ててソイツの手首に絡み付く。
が、それは呆気なく燃えて灰になるように散り散りになる。

向こうは(フランメ)なのだろうか。


『おっと......なんだ。攻撃性の無い知識(マレーファ)の能力者と(リューゲ)の能力者だと思ったのに...』

ci「......バレてる?」

em「...恐らく、あの方の能力は複数個あります...はたまた...いや、まさか...?」

『なんだいなんだい。考え事かな?』

em「......"奇跡の子"」

『ッ...!』


エミさんが言う奇跡の子。
その名前を口にすると、若干だが魔力が揺らいだ。
図星なのだろう。


em「...やはり、貴方は奇跡の子と呼ばれていたのですね」




"シャ・A"さん。

彼女はその名を呼ぶ→←窓からの訪問者



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黒灰白有無%(プロフ) - 探してみようと思います!主人公達が幸せになることを再会できることを祈ってます!本当に楽しかったし面白かったです、とても長いコメントすいません失礼しました (2023年3月29日 4時) (レス) @page28 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
黒灰白有無%(プロフ) - 完結おめでとうございます とても冷たく暖かいお話で感動しました最初からオチまで本当に面白かったです!特に個人的に記憶を消すというオチがお気に入りです、記憶を消したのはwrwr国だけでしょうか?それだけ気になりました 伏線もあるとのことなので (2023年3月29日 3時) (レス) @page28 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
とこ - 完結おめでとうございます!泣きました…wガチですwとりま、お疲れ様でした! (2022年9月5日 1時) (レス) @page28 id: 298c2b9bde (このIDを非表示/違反報告)
マシュマロ - 初こめ失礼します完結したけどつづきがきになります!! (2022年3月26日 23時) (レス) @page28 id: 90fe7eceeb (このIDを非表示/違反報告)
銀狐(プロフ) - 完結おめでとうございます! (2021年11月10日 1時) (レス) @page28 id: b88b2ea9fb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ravolii | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/michirubox9/  
作成日時:2021年9月14日 22時

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