・ ページ44
A side
「謝らなくて大丈夫だよ、それに安心してよ
もう私らだおくんを好きって言って困らせたりしないからさ
私はらだおくんの生徒としてお話できるならそれだけで嬉しいよ」
青井「A」
「だからもうこの話終わり!せっかくだから外行って花火見ようよ
早くしないと終わっちゃ」
青井「A!」
私が言い終わる前にらだおくんが私の腕を引っ張った
「…え?」
青井「今はどれだけお前のことを考えようと思っても
どうしても立場のことがあってそういうふうに見ることは出来ないし
見ちゃいけないから
それだけはこれからもお前の先生でいる限り変わらない」
私の目を見ながら一言一言丁寧に話すらだおくん
青井「でもいつか俺がAの先生じゃなくなって
立場とかそういうのが関係なくなって
それでもまだお前が今と同じ気持ちなら
その時はちゃんと考えて答えるよ
だからそれでもお前が待つって言うなら
好きでいていいよ」
すとん、と心の中のつっかえが無くなってまた視界がぼやけ始めた
「………うん
待つ、待つよそんなの」
ぽろぽろと涙が溢れ出す、あの時とは違う涙
「私まだらだおくんのこと、好きでいていいの…?」
青井「うん、いいよ」
あの時とは違う、嬉し涙
・
翌日
成瀬「結局使ってるじゃないですか
俺が教えたやつ」
もう!っと怒っている力二先生
「らだおくんにしてはかっこいいセリフだと思ったら…
モテ男から拝借したのか」
青井「仕方ねぇだろいざとなったら何言ったらいいかわかんなかったんだよ」
成瀬「使っていいとは言いましたけど…
人のセリフ丸パクリで生徒を口説くのはちょっと…
絶妙にダサい」
青井「口説いてねぇよ!」
(そうか…本人から好きでいていい認定をもらったということは
これはもう公認…?公認なのか?!)
非公式から公式へ…?
青井「お前絶対変なこと考えてるだろ
顔で分かるぞ」
252人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
のえた。(プロフ) - 黒狐さん» わざわざありがとうございます! (3月25日 19時) (レス) id: 33e50bbb44 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐 - 10話の次の話夢主ちゃんのところ🦀さんになってますよ〜細かくてすみません、今回も大好きな話になってて面白かったです! (3月25日 19時) (レス) @page19 id: fb020f6fb3 (このIDを非表示/違反報告)
のえた。(プロフ) - 人間さん» ありがとうございます🥹 (3月24日 1時) (レス) id: 33e50bbb44 (このIDを非表示/違反報告)
人間 - あ、これ神だ、、、☆ (3月23日 21時) (レス) @page15 id: 89c49f19f9 (このIDを非表示/違反報告)
のえた。(プロフ) - 黒狐さん» ありがとうございます🥲💕頑張ります! (3月23日 15時) (レス) id: 33e50bbb44 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:のえた。 | 作成日時:2024年3月18日 23時