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ページ37

青井 side






翌日






朝からくしゃみが止まらなくてズボンを漁ってもティッシュがなかった






青井(やばい、ティッシュ切れた)






青井「せんせー」






保健室の戸を開ける






青井「ティッシュ欲しいんだけ…ど…」






中を見ると、命田先生はいなくて夕コ先生が1人で椅子に座っていた






よく見ると目をこすって泣いているように見える






青井「…ティッシュ買ってこようか…?」






ダラダラ、と冷や汗が垂れる






夕コ「貰いに来たんじゃないの?






あー、もうごめんね?変なとこ見せちゃった






恥ずかしい…」






青井「いや、へ、変ではないんじゃね?






ていうか…えっと…






な、なんか食べる?お腹すいてる?」






夕コ「なんで私よりらだおくんが動揺してるの」






逆に冷静になるわ、と笑う夕コ先生






夕コ「本当になんでもないのよ、ちょっと仕事でミスしちゃって






初めて任されたことが多くて力入れすぎちゃって






頑張りすぎたのかな…そう、頑張ったんだけどね…






私なりに頑張ったつもりだったんだけど…






さっき命田先生に慰められて、それでできなかった不甲斐なさが襲ってきて






それで、悔しかったの…






わたし…先生向いてないのかなあ…」






初めて見た夕コ先生の姿になにかしてあげなきゃと思った






だから腕を引っ張って抱き寄せた






青井「俺はちゃんと知ってるよ先生」






実習生なのに人一倍、仕事を頑張ってることも






学校に居場所がなくて保健室に助けを求めてくる生徒に寄り添っていることも






生徒の健康を心から気遣っていつも丁寧に手書きで作る先生の「ほけんだより」も






青井「俺はちゃんと知ってるよ






…だからそんな事言わないで」






そういった途端、夕コ先生は俺を突き放し






ティッシュを何枚か取って鼻をかみだした






夕コ「ありがとう、もう大丈夫






優しいのねらだおくんは、元気でたよ」






青井「違うよ、俺、誰にでも優しいんじゃないよ






だって俺、先生のこと」






夕コ「らだおくん優しいのね






いい生徒に出会えて先生は嬉しいよ






いつかちゃんと先生になれた時にもこんな生徒に出会えたらなって思う」






なんでだよ

・→←18 夕コ先生とらだおくん



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のえた。(プロフ) - 黒狐さん» わざわざありがとうございます! (3月25日 19時) (レス) id: 33e50bbb44 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐 - 10話の次の話夢主ちゃんのところ🦀さんになってますよ〜細かくてすみません、今回も大好きな話になってて面白かったです! (3月25日 19時) (レス) @page19 id: fb020f6fb3 (このIDを非表示/違反報告)
のえた。(プロフ) - 人間さん» ありがとうございます🥹 (3月24日 1時) (レス) id: 33e50bbb44 (このIDを非表示/違反報告)
人間 - あ、これ神だ、、、☆ (3月23日 21時) (レス) @page15 id: 89c49f19f9 (このIDを非表示/違反報告)
のえた。(プロフ) - 黒狐さん» ありがとうございます🥲💕頑張ります! (3月23日 15時) (レス) id: 33e50bbb44 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のえた。 | 作成日時:2024年3月18日 23時

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