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A side
「一緒に出かけたりずっと話してるような仲のいい友達がいないってだけで
別にハブられてるとかじゃないから大丈夫だよ」
心配しないで?という意味も込めてニコリと笑う
青井「そうなのか?
女子って常に誰かとつるんでないと寂しくて死ぬのかと思ってた」
「ウサギか」
らだおくんの女子への偏見強すぎない?
「教室にいる時はクラスメートと普通に話したりしてるよ?
らだおくんはあんまり見る機会ないかもしれないけど」
青井「へー」
話していて、ひとつ思い出したことがあってあ、と声を出すと
らだおくんはなにか思い出したか?と首を傾げた
「いや…別に隠すつもりもないからほとんどの子は
私がらだおくんを好きなこと知ってるんだけど…
その点においてはめちゃくちゃ変わり者だと思われてるっぽい」
青井「いじめだぞそれ
俺に対する」
らだおくんは変わり者だから仕方ないよ
青井「ていうか、まだそんなこと言ってんのか
同級生でも先輩でももっといいヤツいるだろ」
なんで俺なんだよ、と心底疑問そうならだおくん
「らだおくんがいいんだもん」
私は、何言われてもらだおくんが好きだもん
青井「…わかった俺がそこら辺の男子から
お前にピッタリなのを見繕ってやるから考え直せ
どんなのがタイプなんだ?」
らだおくんは棚から学生名簿を取りだして目を通していた
「好きなタイプ?」
青井「あるだろ?背高いとか運動神経良い奴とか」
「いつもだるそうで、体育の先生だけど運動はそこそこで、
ペットのカエルを食べようとしたり、
大人気なくて変な人だけど、実は優しくて
笑うと目を細める仕草が可愛い31歳くらいの人」
私が好きなタイプをあげる度に小さくなるらだおくん
青井「ちょっとこの学校にはその条件に見合う人はいません
残念だったな」
「目の前にいるもん」
私が目を合わせると少し逸らすのやめて
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のえた。(プロフ) - 黒狐さん» わざわざありがとうございます! (3月25日 19時) (レス) id: 33e50bbb44 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐 - 10話の次の話夢主ちゃんのところ🦀さんになってますよ〜細かくてすみません、今回も大好きな話になってて面白かったです! (3月25日 19時) (レス) @page19 id: fb020f6fb3 (このIDを非表示/違反報告)
のえた。(プロフ) - 人間さん» ありがとうございます🥹 (3月24日 1時) (レス) id: 33e50bbb44 (このIDを非表示/違反報告)
人間 - あ、これ神だ、、、☆ (3月23日 21時) (レス) @page15 id: 89c49f19f9 (このIDを非表示/違反報告)
のえた。(プロフ) - 黒狐さん» ありがとうございます🥲💕頑張ります! (3月23日 15時) (レス) id: 33e50bbb44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のえた。 | 作成日時:2024年3月18日 23時