rdo先生はたぶんモテない【rd】

6 らだお先生の情緒 ページ11

A side






｢カニ先生、今日も授業分かりやすかったよ〜♡｣






｢ねぇ、電話番号教えてよ〜♡｣






青井｢あいつなんであんなにモテるんだろうな






絶対腹ん中真っ黒だぞ｣






女子生徒に囲まれた力二先生を見てそういうらだおくん






｢なに、らだおくんモテたいの？｣






青井｢いや、モテたいわけじゃないけど…






なんで俺がモテないかが知りたい｣






｢きっとらだおくんにない何かを持ってるんだよ｣






青井｢俺に無いもの…






身長・爽やかさ・イケボ・若さ…






だめだ全部俺にはある｣






｢結構前向きで安心したよ｣






すると、らだおくんは髪を見ながらこう言った






青井｢あ、枝毛｣






｢自分で出した話題に飽きるな｣






成瀬｢あ！らだお先生〜！！！！｣






青井｢くっそ、見つかった｣






｢別に隠れてもいないけどね｣






こちらに笑顔で駆け寄ってくる力二先生に顔をしかめるらだおくん






そんな顔しなくてもいいじゃん






成瀬｢いや〜授業終わってから生徒に囲まれちゃってなかなか戻れなくて…｣






らだおくんの場合






青井｢じゃあ終わりな〜｣






(誰も近寄ってこない)






成瀬｢あ、らだお先生って生徒に電話番号聞かれたらどう答えてます？






傷つけずに断るの難しくて…｣






らだおくんの場合






｢らだおくんちって黒電話？｣






成瀬｢らだお先生って〜、ってあれ？｣






｢戦闘不能、戦闘不能｣






絶対この人面白がってやってるな






青井｢くそ、力二お前覚えてろよ！！！｣






｢らだおくんほんとに31歳？｣






たまに子供に見えるんだよな…






青井｢俺は帰るからな！！！｣






よろっ…






｢もう足が追いついてないよ｣






身体は31歳だった






成瀬｢は〜、面白いなほんとに｣






やっぱりわざとやってたのか






｢いいんですか？あれ






今度こそ口聞いてもらえなくなりません？｣






成瀬｢いいのいいの、あとで職員室のらだお先生の机にチョコ置いとくから｣






爽やかな顔して何かとらだおくんの扱いが雑






・






その後の職員室






青井(これうまい)

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