白いやつの有能すぎる後輩#1【実況者】 (ページ5)

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OFF ページ5

side:夢主

『ホンマに…やらかした……』

ぴく「まぁ俺は良いんだけど、AはYouTuberとかやってないし…どうしよ」

『え、やってんで』

ぴく「え？」

『え？』

ポカンとした顔で固まる先輩。あれ、先輩には話してへんけど声とかまんまやし、すっかり知ってるもんやと思ってた。

あ、どうもこんばんは。僕は五月雨(さみだれ)A。"なんか入れてください"として活動している一般人っす。

そして目の前にいるのが白河(しらかわ)莉都(りひと)、"ぴくとはうす"として活動している会社の先輩です。

ぴく「え、あ、うーん？」

『いや、あの…人気は確かにないけどさ。優しい嘘って知ってる？』

ぴく「いやごめん、本当に知らないから優しい嘘とかつけないわ」(ドストレート)

真顔で言わんとって。確かにね、人気はないっすよ？知らないのも当然っちゃ当然っすよ？でもね傷つく()

『めっちゃ刺さったんやが…。

ま、なんか入れてくださいって名前で活動してんで。莉都はてっきり知ってるもんやと思ってたけど』

ぴく「知らないなぁ、調べとこ…。

あ、そうだコラボする？」

『いや唐突』

ぴく「コラボした方が炎上しないかなって」

『コラボの前兆(？)みたいな感じか』

ぴく「前兆…？まぁそんな感じじゃない？」

『なるほど、じゃあコラボしよ。ゲームのジャンルとかは？』

ぴく「Aが相手なら──」

まさかこのコラボが伝説…にはならへんけど、僕の実況者生活を大きく変えるとは、まだ知らなかった。