キミがただの水死体にもどってしまうなら｡【️改稿版】 (ページ11)

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でページ11

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回復したシャオロンは次の日の学校を休んでいた｡

まぁ､疲れてたんやろな｡と思っていたが､そうでは無いらしく｡

なんと、次の日も、そのまた次の日もシャオロンは学校に来なかった｡1日来ない程度はみんなもなんとも思ってなかったが、4日当たりか、みんな流石に違和感を強く感じてブルシェンコ先生に事情を問い詰めていた。

ブルシェンコ先生から､シャオロンが行方不明だということを知らされる｡青ざめた。

我々師団のみんなで探しに行くことになった｡面倒くさがりのあいつも、詐欺師のあいつも、煩いチビも、面倒見がいい豚も、爆弾魔のあいつも、勝手に着いてきた街コンマスターも、新我々師団の奴らも探していた。

シャオロンに縁があるところ､全部｡

長くいたところから､少ししか思い出がない所まで｡

最後に､Aが潮に流されて死んでしまった時の海に来た｡

砂浜に何かが落ちているように見える。目を凝らして見てみた。そこには、信じられないものがあった。

俺たちがよく見るそれは砂を浴びていた。信じたくなかった。

砂浜に落ちて………いや､置いてあったのか｡

そこには、

シャオロンのニット帽と靴が並べて置いてあった───