46話 ページ46
月曜
靴箱
「…」
信頼出来る人なんて、
作る必要が無い。
悩みを相談するに相応しい
対価を知らない。
いらない。解決策は見つかってる
体を削ればいいだけ
いらない
ut「おはよ、A」
「…おはよ」
不良に話しかけるのに慣れた鬱は
土日にあったことを悠長にはなしだす
土曜は、コネシマと一緒に服をみた
日曜は一日中寝てて宿題してなかった
ut「な、A。暇やろ?」
ut「一緒宿題してくれへん??」
「…いいけど」
俺になんか嫌だろ…
───
ut「なんでこーなるん」
「教科書にあんだろ…ほら、ここ」
ut「…??」
Aは、はっきり言ってほとんどの
授業を寝ている。なのになんで、俺より
サクサクとけるん?宿題も完璧やし
もしや天才なんか
ut「Aって頭よかったりする?」
「しらん」
ut「いや、ならなんでとけるん」
「…授業聞いてたから」
ut「え、寝てるんちゃうんか?」
「…別に」
「…」
「…起きててもあの体制だから」
ut「はえー、頭ええな」
「…」
頭いいとか、親父にはない要素
それを褒められたという行為は、…
なんか嫌いじゃない胸のざわめきがする
「…ん、そこ違うよ」
ut「え」
Aの表情がいつもより穏やかな
気がする。だるそうにしながらも
全部終わるまで見てくれたし …
やっぱ、好きや…
kn「何してん」
sha「うわ、俺もやっとらん!」
「…」
ut「宿題、Aに教えて貰ってんの」
kn「はぇ、お前賢いんやな」
「…教科書みてるだけ」
kn「あとはい」
「ん、…なに」
Aは、しわくちゃの袋の中から
新品の体操服をみて途端に眉間に
皺を寄せた。俺は、
立ち上がって返したがるその腕を払い除け
kn「残りのやつは全部返品した」
kn「やから実質その2セットしかこうてへん」
kn「それでも罪悪感を感じるなら」
kn「A、お前は俺らを構え」
「…」
ut「…」
sha「…」
kn「俺らと、学校でも外でも話す」
kn「それを約束してくれるなら、報酬としてわたす」
kn「これで罪悪感もちたぁへるんちゃう?」
「…なんで、そこまですんの」
kn「…」
コネシマは、1呼吸おいてポツリと
呟いた。らしくない赤い頬と小声
それを聞いた2人は顔を合わせて呆然
kn「お前、代償が極端すぎるねん。体が金しか頭にないんか!俺は、お前と話したいだけなんに金がどうとかこうとか」
kn「…普通になかようなったらあかんのか」
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あちき(プロフ) - 人間さん» ありがとうございます! (3月26日 23時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
人間 - この作品好きです、、無理しないようにしてください! (3月26日 23時) (レス) @page34 id: 89c49f19f9 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - あちきさん» わざわざありがとうございます!これからも応援してます! (3月26日 12時) (レス) id: 26a495336e (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ミルクさん» すみません!今治しました💦 (3月25日 18時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - (自称)の部分((自称))にするか「(自称)=俺」の部分の自称の()を消して自称のみにしないと反映されないと思います、分かりにくくてすみません。 (3月25日 16時) (レス) id: 26a495336e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619
作成日時:2024年3月25日 14時