3話 ページ3
kn「不良さんと仲良しやん」
sha「どやった？？やっぱ、怖い？？？」
ut「うーん、意味はわからんやつやわ」
パンを頬張りながら、あいつの実態を
話せば2人とも同じ顔
そりゃそうやろ
kn「はぇー、プリントもペンもらしかないな」
sha「あ、もしかしてあいつ、鬱に惚れてるんちゃう？？？」
sha「よかったやん強いコイビトってやつやん！」
ut「無理やわ！俺は、健気で弱っちぃ女好きやねん！」
そんなこんなで過ぎていく時間
母親に作ってもらった弁当の存在を
思い出したのは、5時間目が始まる前だった。
…
そういや、あの不良が飯食ってるとこ
見たことあらへんな…
てか、名前なんや
───
図書館
「…」
em「Aさん」
「…うっす。エーミール先生」
em「お昼はまた持ってきてないんですか？」
「金ないんで」
em「はぁ…」
自称不良のAさんは、お昼を食べない
お金がないからと公立高校で言う姿に、
胸が痛む。
《不良の格好をしている理由》も、
健気で無知の貴方らしいわ
em「私のべ「いらん」
「昼休みが終わるまで、留めてくれるだけで十分ですから」
em「…」
Aさんは、あえてここで
時間を費やしている。雑談や
真面目な話に付き合ってくれて
私としては構わないが、Aさんは
オトモダチを作らんくていいんやろか…
「…」
em「Aさん、これ上げます」
Aさんの変な特徴はもうひとつある。
不良ということを装っている他に、
「いりません。なんもしてないじゃないですか」
凄く等価交換主義なのだ
em「ここに居てくれるお礼です」
「意味わからんですよ」
em「いいから、はいどーぞ」
「…あざっす」
Aさんは、貰ったビスコに
戸惑いながらその場で食べ始めた。
何だかんだ言ってまだ子供やし
もっと食べないとあかんのになぁ…
───
6時間目
「…」
ut「…」
不良さんの名前をド忘れしていた。
こいつ、Aっていうらしい。
《苗字はなんか変な組み合わせで
読めへんかった》
Aは今もずっと眠ってる。
どーせ、夜寝てへんのやろ
それなら、退学したらいいやん
なんでヤンキーがウチに来るんやろ
そこそこ頭いいんやからな！？公立の中では!!
───
em
図書館の司書兼教師
2-1で現国を教えている
Aのことが心配？
過保護で空回りしがち
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 267人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あちき(プロフ) - 人間さん» ありがとうございます！ (3月26日 23時) (
レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
人間 - この作品好きです､､無理しないようにしてください！ (3月26日 23時) (レス) @page34 id: 89c49f19f9 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - あちきさん» わざわざありがとうございます！これからも応援してます！ (3月26日 12時) (レス) id: 26a495336e (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ミルクさん» すみません！今治しました💦 (3月25日 18時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - (自称)の部分((自称))にするか｢（自称）＝俺｣の部分の自称の()を消して自称のみにしないと反映されないと思います、分かりにくくてすみません。 (3月25日 16時) (レス) id: 26a495336e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2024年3月25日 14時
