３９話 ページ42
トン 「遅れてごめんな、Aさん！」
A 「気にしないでください！」
暫くしたら
トントンさんが
走ってこちらへ来た
トン 「結構待ったよな？ほんまごめん」
A 「全然ですよ！」
トントンさんも大変だなぁ
こんな時間まで
生徒会の仕事してて
A 「じゃあ早く食べましょ！」
トン 「やな、いただきます」
トントンさんは
焼きそばパンを
食べていた
A 「焼きそばパン好きなんですか？」
トン 「ん？あ、好きやで！」
なんかトントンさん
ずっと上の空な気がする…
何かあったのかな？
A 「トントンさん、なにかありましたか？」
トン 「……あ、えっとな、Aさんに聞きたいことあって」
A 「なんですか？なんでも聞いてください！」
トントンさんは
少し気まずそうな顔を
しながらも口を開けて
トン 「その顔の怪我って誰にやられたんや？」
そう私に質問した
顔の傷
飼い猫のにゃおに
引っかかれたやつの
事だろう
A 「あ〜！これですか？これは… モブA「あ！トントンくんだ！」
トン「あ、モブさんやん」
モブA「こんな所で会うなんて偶然だね！」
モブB「今お昼ご飯中？」
トン「そうやで、2人は散歩か？」
誰だろう
友達かな？
でもトントンさん
なんか困ってない？
気のせいかな？
モブA「今から食堂に行ってデザート買いに行く所！」
モブB「そうだ！トントンくんも一緒にどう？」
うん、すっごい私
透明人間だね！
この2人私の事
見向きもしない
トン 「いや、それは…」
トントンさんが
気を使ってかちらっと
私の方を見る
モブA 「その子だれ？妹さん？」
モブB 「トントンくん妹さんいたの？」
トントンさんの視線で
ようやく私の存在に
気づいたようだ
トン 「俺、食堂は遠慮しとくわ」
モブA 「え〜せっかくだし行こうよ！」
モブB 「そうだよ！」
……なにこいつ…
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作者名：ミルク | 作成日時：2024年2月29日 21時
