２８話 ページ31
トン 「これ、良ければ食べてな」
A 「ありがとうございます…」
別室に移動し
トントンさんが
お菓子とジュースを
出してくれた
退学を目の前にしてる
生徒にも優しいな…
トントンさんが出してくれた
お菓子を食べる
A (美味しい…これが高校生活最後の晩餐か…)
高校生活って言っても
3日しか行ってないけど…
なんか半泣き状態で
食べちゃってる…
トン 「Aさん？！口に合わんかったか？！」
A 「違います…美味しいです」
ごめんなさい、トントンさん
今だけは許してください
お菓子の美味さと共に
高校生活の思い出が蘇ってくる…
３日しか行ってないけど
トン 「まぁ、とりあえずAさんに聞きたい事あるねん」
A 「なんですか？」
真剣な表情で見詰められる
これってまさか…
最終面接的な？！？！
これで珍回答だったら退学的な？！
ならふざけた回答できない…
トントンさん優しいな
最後のチャンスを与えて
くれるなんて…
このチャンス…無駄にしては
いけない！！！
トン 「じゃあ早速質問なんやけど…
Aさん、家族とは仲ええか？」
名前 「え？」
予想外の質問に固まってしまったよ。
てかトントンさん…
なんで私が昨日親に怒られたって
知ってるんですか？！
(※Aちゃんの勘違いです)
いやでもまてよ
これで正直に答えたら
低印象じゃない？！
A 「な、仲良しです…」
トン 「………」
めっちゃ怪しまれとるうう！！
バレませんようにバレませんように…
トン 「なぁAさん」
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作者名：ミルク | 作成日時：2024年2月29日 21時
