２２話（トントン視点） ページ25
〈トントン視点〉
トン ｢今日も外暗いな…あいつらホンマに…｣
他の奴らが全然生徒会の
仕事せんかったから
帰り遅なってもた
"ピロリン"
なんか携帯なったら
そう思いスマホを見ると
トン ｢のあ…｣
俺の大好きな人から
連絡がきとった
内容を確認すると
"のあ｢今日月がめっちゃ綺麗だよ！｣"
と月の写真を添えて
送られてきとった
トン ｢月か…｣
俺は空を見上げると
確かに綺麗な月が見えた
それと同時に
1人の女の子の姿も見えた
裏山を登ろうとする女の子の姿
あれ？まって
"崖がある為立ち入り禁止"
って看板あるやん
あの子気づかず登ってもたやん
どうしよう…ほっとくか？
いや流石に見たからにはほっとけんな
そう思い俺は女の子を
追いかける為に裏山を登った
？？ ｢あとちょっと…後ちょっとで…｣
トン (あの子止まる様子も無いな)
何とか女の子が見えるところまで
追いついたが
女の子は止まる様子無く
山を登っていく
まるで引っ張られとるように
トン (まって山の頂上崖あるやん！)
少しずつ女の子に近づくと
崖がある事に気づいた
やけど女の子は気づいてるように
見えんかった
この子まさかとは思わんけど
自i殺しようとしとる？
？？ ｢あ！見えた！｣
まずい、このままやとこの子は
トン ｢危ない！！｣
？？ ｢きゃっ｣
俺は彼女に落ち着き
俺の方へと引っ張る
女の子はバランスを崩し
俺の方へ倒れる
トン ｢なにやっとるねん！｣
？？ ｢え？｣
こいつ何考えとるんや
俺がおらんかったら確実に
ﾀﾋんどったで
俺がそんな事考えとったら
女の子が急に震え出した
流石に怒鳴りすぎたか
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作者名：ミルク | 作成日時：2024年2月29日 21時
